ウォータジェット加工

ウォータージェット加工は、マッハ3以上の超高圧水と研磨剤を混入させることで切断能力を向上させ、木材から硬質材等さまざまな材料の加工を行います。
弊社では厚さ0.05mmから250mm、加工範囲2,000×3,000mmまでの品物の加工が可能です。

ウォータージェット切断加工の特徴

特徴1:熱影響が少なく加工素材にダメージを与えない

ウォータージェット加工は超高圧水流による加工のため、素材に熱影響を与えません。

具体的には

  • 変質・変色がない
  • 熱による組織変化を防ぎ、従来の機能性を維持できる
  • 切断による残留応力が少ない
  • 切断時の「焼き」が入らないため二次加工を行い易い

ウォータージェット切断とプラズマ切断との比較

ウォータージェット
切断

プラズマ切断

外観

ウォータージェット切断
プラズマ切断

切断面

ウォータージェット切断
プラズマ切断

組織

ウォータージェット切断
プラズマ切断

(ステンレス SUS304 20mmt)

特徴2:歪みの少ない良好な切断面を実現

材質や板厚によって切断ノズルの傾斜角度や切断速度を調整することで、歪みの少ない良好な切断面を実現できます。

ステンレス箔の切断例(t=0.05mm)
ステンレス箔の切断例(t=0.05mm)

特徴3:加工材の材質を選ばずあらゆる素材に利用可能

弊社では鉄・ステンレスはもちろんチタン・アルミ・ガラスまで切断可能。それ以外にもあらゆる素材の切断実績があります。

*他加工機との比較

ウォータージェット プラズマ レーザー 放電
切断の種類 超高圧水流+研磨剤 プラズマアーク レーザー光 電極と被加工物間の放電
切断可能な材質 材料を選ばない 軟硬材・ステンレス・
アルミ etc.
軟硬材・ステンレス・
アルミ etc.
伝導性のある材料
切断可能板厚 最大約250mm 最大約50〜75mm 最大約25mm 最大約300mm
変質 熱影響がなく、変質しない 熱影響による変質あり 熱影響による変質あり 熱影響による変質あり
ひずみ 極小 あり あり あり
ガラス
アルミ チタン

特徴4:CAD/CAMを利用した多様な平面加工の実現

NCプログラム・CAD/CAMにより、あらゆる形状にフレキシブルに対応いたします。

加工写真
加工写真